第11章 ドクターの実験
今日は変な夢を見た気がする
皆の中身が入れ替わるとかいう拷問のような…
あれは夢だったのだ
だって今べットで寝てるし、ほらフカフk…ん?
いつものベットじゃない
私のベットはこんなにフカフカではなかったはず
しかも少しだけ汚い
え?どこなのここ
何が起きたって言うんだ…
「起きたか」
いつの間に側に居た!?
って…
『ドクター?』
相変わらず凄い顔してるよ
無理に開かされてる目と口…ブサイクって思ったけど口に出さないとこ…
目が黒いし腕に何か変なの埋め込んであるし本当に人間?
「すまない…私が君まで電撃を巻き込んでしまってショックで気絶したんだ」
『何してんだこのハゲ』
「失礼な小娘だ…私がすぐに頭にくるタイプだったら君を殺していたよ」
『ごめんなさい』
ドクターは口を強制的に開けてたものを外し椅子に座る
ってか外せたのかよソレ
『で、ここは?』
「私の寝床だ」
『臭いし汚いけど掃除してんの?いつか病気にかかるよ』
「余計なお世話だ」
『ドクターの体を思って言ったんだけどなぁ~?』
「ならお前が洗え」
『病気になってポッくり逝ってね』
チラッとこっちを見たが無視をして紙にペンを走らせ始めたぞコイツ
そうだ、早く帰らなきゃ…ママに怒られr
「ハントレスにはもう連絡してある
今日はここで泊まっていけ」
マジかよ
いや、心の中読まないで!
「あぁ…そういえばそうだな
なんでもしてくれるんだったな?」
『あー…実験以外なら』
こいつ覚えてたのか…
何されるか分かんないから怖いってのに
『何をする気?』
「そうだな…あぁ、関係無いが最初は体を測らせてくれ
歓迎会で服を作るにも大きさがわからなきゃ作れないからな」
『服?ドクター作れるの?』
「作れるが、作るのは私だけではない」
へ~細かいの得意なんだね…
「起き上がれ、測るぞ」
『はーい』
腕を広げて測っているドクターを観察する
やっぱりハゲだな
あ、ちょっとくすぐったい
「…動くな」
『くすぐったいんだってば』
「…胸ほぼ無いじゃないか」
『うっさい』
バストを測られるこの屈辱
胸が小さいって言われるの分かってたけどこれは泣けてくる
あのハゲ許さん