第18章 終わりが近い
お腹を満たして少し気持ちが落ち着いた頃、例のダンスをやることになった
ダルくてやりたくないけれどやらなきゃいけないのでドクターの元に歩いていった
『なんで踊らなきゃ…楽しい訳でもないのに…』
「なにか文句でもあるのかね?」
『ありまくるけどもういいわ』
肩を落としドクターに寄りかかる
それをウザったそうに押し返してくるドクター
ママとレイスが仲良く手を繋いでいるのを遠目で見ているとレイスがこっちに向かって投げキッスをしてきた
反射的に避ける動きをしたらドクターが迷惑そうにこちらを見てきた
…そんな目で見ないでくれ
「あの男はうさみを愛しているのか」
『いや、ただの頭がイかれたヤベー奴だと思う』
「私は愛など糞みたいに思っているが、ああいう生物が産み出されると興味深くなってくるな」
『ごめん、何いってるか分かんない』
たまに変なこと言い出すんだよなこのハゲ
トラッパーはナースの腰に手をおきエスコートっていうんだっけ?をしようとしているが変態にしか見えないのは何故だろうか
リサちゃん(どうやらハグと呼ばれているらしい)はババと組んでいるみたいで見ていて微笑ましかった
身長差が凄かった(小並感)
スピリットとヒルビリーは動きにくいみたいでダンスには参加していなかった
フレディはアマンダ…ピッグと組んでいるがアマンダが「その手で私に触ったら殺す」など物騒なことを言っておりフレディは非常に困惑していた
「触れられないならどうすればいいんだよ!?」
「くたばれ害獣ロリコン夢魔クソダサセーターケロイド野郎」
「あれ?俺様何かお前にしたか?なんか泣けてきたわ」
クラウンはどこかに行ってしまったのか姿が見えない
「我々もそろそろ移動しようではないか」
『そうだね…』
皆位置について穏やかな雰囲気を出していた
普段殺人ばっかやってるからこういうゆったりした感じのイベントで癒されているのだろうか?
いろんなことを考えながらドクターの手を握り、踊る体制に入る
そしてどこからか音楽が聞こえてきた途端にダンスが始まった
動くの面倒だなぁ