第5章 自分で食べさせて
「あ、やけたよ!」
「ビリー、お前火傷しそうだから俺が取ってくる」
「え~?ボク火傷したことないよ…?」
「…そう言って昔、3回も火傷しただろ。
俺が取ってくるからそこの“ アホ ”と待ってろ」
『ねぇ私の扱い酷くない?』
「…」
あっ無視された…
焼けたトウモロコシを取りに行った変態(トラッパー)
ムカつくからアイツに熱々のトウモロコシ突っ込もうかな
なんて馬鹿みたいに考えていたら変態が戻ってきた
「坊や、熱いから気をつけて食べろよ」
「わぁい!いただきまー…あッつ!」
何これ可愛い
一生懸命に熱々のトウモロコシをハグハグと食べてるビリー君まじ可愛い
「ほら、お前の分だ」
『あ、ありがとうございます』
トウモロコシを受け取ろうとすると顔の目の前に持ってこられた
なにこの状態…湯気が顔に掛かって熱いんですが
『ちょっ…あつっ!何?嫌がらせ!?アチッ』
「食え」
『は?馬鹿なの?変態なの?この状態で食べれるわけないでしょ…アッチィィ!』
抵抗したら顔にトウモロコシを押し付けられた
私が火傷するわ!水、水をくれ!
「文句の多い小娘だな」
この野郎…色々言いながらも楽しんでるし…
…許せねぇ!仕返しだ!
トラッパーがトウモロコシを持ってる腕をつかんで奴の顔に押す
同じ目に合わせてやんよ!
「フッ…馬鹿だなお前」
「え?ボクのこと?」
「違う、坊やのことじゃない。」
この状況でも可愛いなヒルビリー君
し、しかし大人の男性だからか力が強いな
押し返せないぞ…
『ひぃ~っ!つ、疲れてきた…』
「男が女に勝てると思うなよ」
力負けして口にトウモロコシを突っ込まれた
く、苦しいっス…トラッパー先輩…