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A N I S A K I S .
第7章 寒い夜
黒
「……ほら出来たぞ。鏡みてみ?」
暫くして私の着付けは終わった。
あまり映りが良くない姿見の前に立つ。
魅菜
「………」
綺麗な淡い色使いの着物で、
まるで別人の私。
黒
「髪の毛はあげるか…」
黒さんは見た目とは違い手先が器用なようで、
私の長い髪の毛を手早くまとめていく。
黒
「…お前ならきっと良い母ちゃんになれるから、
自信持って挑めよ。」
良い母ちゃん……
私は妖怪の血を引く子供の世話をする自信はない、
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