• テキストサイズ

ONE PIECE 絆

第2章 1






その時、ドアを壊す音と共に男達が入ってきた。

「!」
「邪魔するぜェ」

男達はシャンクス達の元に歩きだす。

「ほほう…これが海賊って輩かい…。初めて見たぜ、間抜けた顔してやがる」

辺りを見渡す男達。

「?」
「誰?」

2人はデザートであるフルーツを頬張りながら喋る。

「………!」

男達がシャンクス達のいるカウンターに着くと論ずる。

「おれ達は山賊だ──が、別に店を荒らしに来た訳じゃねェ。酒を売ってくれ、樽で10個ほど」

この先頭に立つ男、山賊棟梁のヒグマ。

「ごめんなさい、お酒は今ちょうど切らしてるんです」

マキノが謝るとヒグマは辺りを睨みつける。

「んん? おかしな話だな。海賊共が何か飲んでる様だが、ありゃ水か?」
「ですから、今出てるお酒で全部なので」

マキノが丁寧に断る中、シャンクスが口を開く。

「これは悪い事したなァ。おれ達が店の酒飲み尽くしちまったみたいで、すまん」

笑いながら言うシャンクスは酒を手にとる。

「これでよかったらやるよ。まだ栓もあけてない」

酒のビンを見るヒグマは、シャンクスを睨みながら酒のビンを手にとる。しかし、

──酒の割れる音。

ビンが割れたせいで酒は飛び散りシャンクスに全てかかった。





/ 46ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp