第3章 2
「メイカ...大丈夫か?」
ルフィが心配してくれる。
「ヘイキヘイキ!こんなの動けばなおるよ...ぃだっ!!」
「おぃおぃ。まーた無茶すんのかお前は!」
「...」
「メイカ?」
ナミが聞いてくる。
「ルフィ。」
「ぁあ?」
「...あたし...強く...なったかな。」
いつもよりテンションが低いメイカに驚く。
「ああ。だって、仲間をまもれたじゃね...」
「それだけじゃ!」
「「「「!?」」」」
「それだけじゃ...強くない...
自分の身も守れない人なんか...
最弱なんだ.....!」
メイカの言葉に一味は俯く。
「1人で庇って、1人で怪我しても...結局は迷惑かけちゃうもん!シャンクスと約束した...!あたしは世界一の女海賊になるの!こんなの...約束とちが...」
「違うっ!」
「ルフィ...」
「違う違う違うっ!なにが迷惑だ!迷惑かけてもいいんだよ!頼ればいいんだよ!俺たち仲間だろー!今から強くなれば...いいんだっ!」