第2章 1
「うぬぼれるなよ山賊………!!」
「……!!」
ベックマンは、またタバコをくわえる。
「ウチと一戦やりたきゃ軍艦でも引っぱってくるんだな」
「…つええ…」
「すごい……」
ルフィとマキノの驚嘆の声。
「……や!! 待てよ…仕掛けて来たのは、このガキ共だぜ」
「どの道、賞金首だろう」
「…………」
ヒグマはシャンクスの言葉を聞き敵わないと思ったのか、煙玉をなげた。
「ちっ」
「!?」
「煙幕だ!!!」
煙幕の中でルフィとヒグマの声が聞こえる。
「来いガキ共!!」
「うわっ!! くそ!! はなせ、はなせェ!!!」
煙が晴れた頃には3人の姿はなかった。
「ルフィ!! メイカ!!」
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