第2章 1
「村長さん!! 大変っ!!」
「!」
場所は酒場から変わり村長の家。村長は茶を飲んでいたようで暇らしい。
「どうしたんじゃ、マキノ。そんなに慌てて」
「ルフィとメイカが、山賊達に……!!!」
*
場所は戻り酒場の前。
「本当におもしれェ体だな」
「本当だな、殴っても蹴っても効いてないらしい」
「こっちは女だぜ!しかも可愛い顔してやんの」
「あたしだって強いもん!ちゃーんとカゼカゼの実たべたもん!」
ルフィはヒグマに捕まり、メイカは近くの山賊に捕まっていて、どちらも身動きがとれない。
「お…おい、お前。ルフィとメイカを助けに行けよっ!!」
「でも…相手は山賊だぞ、殺されちまう!! それにこのケンカはルフィ達の方から仕掛けたらしいじゃねェか!!」
村人達が家の中から口々に言い出す。
「くそォ!!! おれ達にあやまれ!!! この野郎!!!」
力任せに殴っても所詮、子供と大人。簡単に避けられてしまう。
「ゴム人間にカゼ人間とは…。なんて、おかしな生き物がいるんだろうなァ…!!」
ヒグマはそういうとルフィの頬をひっぱり地面に叩き付ける。
「!」
「おじさん何してんのバカ!」
「ほーう」
「う…!!」
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