第2章 1
「あんなの、かっこ悪いじゃないか!!! なんで戦わないんだよ。いくら、あいつらが大勢で強そうでも!! あんな事されて笑ってるなんて男じゃないぞ!!! 海賊じゃないっ!!」
「シャンクスはつよいんじゃないの!?」
「………」
ルフィとメイカの声にシャンクスは麦わら帽子を被りながら、
「気持ちはわからんでもないが、ただ酒をかけられただけだ。怒るほどのことじゃないだろう?」
その言葉にルフィとメイカは酒場を出ていこうとする。
「おい、待てよ。ルフィ、メイカ…」
「しるかっ!! もう知らん、弱虫がうつる!!」
「いいもん!」
「おいコラなんだその言い方」
シャンクスは、がしっとルフィの腕を掴む。
「!!??」
だが途端に伸びるルフィの腕。
「まさか…」
そしてメイカの周りに風がふき出す。
「手がのびた…! 風がふいた...! こりゃあ……!」
「まさかお前ら!!」
「何だこれああ~っ!!」
「風?」
シャンクス達が騒ぐなか、ルフィとメイカは唖然。
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