第2章 1
「!」
「シャンクス!!」
メイカが声をあげるなか、山賊達はニヤニヤと笑う。
「おい貴様、このおれを誰だと思ってる。ナメたマネするんじゃねェ。ビン一本じゃ寝酒にもなりゃしねェぜ」
「あーあ。床がびしょびしょだ」
「これを見ろ」
シャンクスが床を心配する中、ヒグマが手配書を前に突き出す。
「八百万ベリーが、おれの首にかかってる。第一級のおたずね者ってわけだ。56人殺したのさ。てめェのように生意気な奴をな。わかったら…今後気を付けろ。もっとも山と海じゃもう遭う事もなかろうがな」
「……怖い写真だね」
「そうか?」
ヒグマはシャンクスを見下しながら言うとシャンクスはビンの欠片を拾う。
「悪かったなァ、マキノさん。ぞうきんあるか?」
「あ…いえ、私がやります、それは」
「……」
だが突如、ヒグマが行動を起こした。
「!」
「きゃっ!」
ヒグマがカウンターに置いてあった皿を全て、刀でなぎはらった。
「掃除が好きらしいな。これくらいの方がやりがいがあるだろう…!! ケッ」
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