第1章 【 オレ×ト×キミ 】
チュンチュン…
クロロ(朝か…)
小鳥の囀りで目が覚めた
腕の中には、すやすやと眠る
綺麗な栗色の髪を 優しく指で梳く度
の髪からシャンプーの香りがする
『ん……』
クロロ(起こしてしまったか?)
が俺の胸に頬を擦り寄せた
愛おしくて仕方がないという気持ちが溢れ
そっと髪にキスをした
俺は、このままでもいいのだが流石に起きないとまずい。そう思いを起こす。
クロロ「、朝だ」
『…ん?…おはよ、クロロ』
柔らかく微笑みながら言うだが
クロロ「クスッ、こら。瞼が閉じたままだ」
『ん〜、まだ……眠い…』
と言い鎖骨あたりに顔を埋めた
クロロ「朝食が出来たら また起こしに来る」
『ん…分かった』
夢の世界へ再び入っていった
幸せそうなを見て頬が緩む
完全に眠ったのを確認しベッドから抜け出す
つい甘やかしてしまうのも惚れた弱み
は俺の幼馴染みで
同じ流星街出身者だ
あと、俺の恋人でもある。
昔から何をするにも “ 一緒 ”
それが当たり前だった
ずっと一緒で飽きないのか?と
誰かに言われた事もあったが
好きだと、愛していると思う人に
〈 飽きた 〉と簡単に吐き捨てることが
出来るやつは、その人が居なくなって
初めて自ら捨ててしまった事に後悔する
俺は頼まれてもそんな奴にはならない
一度冷めれば温め直すのに時間が必要
食べ物も、人間の心も。
そう理解しているから