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白蛇さんに捕まりました!!

第8章 【果たして私の体は持つのだろうか……】



その日は、直ぐ様現世での用事を済ませ、
帰路へついた。
気分が優れない私に、晃が心配していたが……。

数年経ったある日、まだへの思いが消えていないときのこと。確か、今日はあの子の誕生日だったなと、階段の端で座り昔のことを思い出しているときのことだったーー

彼女がきたのだ……

街中で偶然見たときから、かれこれ3年は経っている。
ここは恋愛成就の効果もある神社、きっとあの子にも好いている者が表れお祈りに来たに違いない。普通なら微笑ましいことだろう。
しかし、私は違った。狂ってしまったのだろうか。

ーー彼女が欲しい。

他の男がの横に笑い合って歩いている姿を想像し、
静かな怒りが込み上げる。
気が付いたら私は、をこちらの世界へ引きずり込んでしまった……



湯船に浸る自分の妻になろう彼女を見つめる。
ふっくらとした頬、艷やかな唇、全てが愛おしい。眠っている彼女の額に唇を重ねた。
逆上せてはと、湯から出て部屋へと戻り、を布団へと降ろし、部屋に戻る気はさらさらない私も同じ褥に入った。

が結婚してくれると聞いて、舞い上がってしまうくらい心嬉しいものだった。
ずっと浸かっていたい気持ちから引き上げたのが、
烏羽からの仕いの烏だったーー


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烏羽くん(様)が登場するのはもう少し先の予定です(*^^*)
容姿は想像中ーー。
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