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青 い 花 【文豪ストレイドッグス】

第14章 暮るる籬や群青の空






とある裏路地―――


無残な姿で地面に伏している男達を横目に、小さな舌打ちが静かに木霊した。



「チッ…これだから外部の奴等は信用出来ねぇ。」



中也はぽつりとそう呟きながら、インターカムを軽く抑えて森に伝える。



「首領、襲撃は失敗です。尾行もつけましたが…」

《腐っても探偵の親だまだ。尾行されるほどヤワじゃあないさ。まぁ、いい…予定通りだ。刺客の袖に付けた"放射性追跡元素"は?》

「反応は良好です。」

《其処が探偵社の隠れ家だ。…先ずは一点先取。》





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