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きゃんでぃーりっぷ【歌い手】

第1章 報われない。 -そらる-


『んっ──』


丸い氷が溶けかかったウイスキーを飲みほす。


頭が痛いし、目も腫れてるし、顔は熱いし


でもそんなこと気にしていられない

飲んでないともうやっていられない


コップが空になったのに気付いてあっちの方からウイスキーを持ってきてくれるバーテンダー。



『うぅ〜……そらるしゃ……うぃすきぃ〜…くらさい……』


何も言わずに静かに注いでくれる


「……なんか紗奈さん、今日飲みすぎじゃないの?」


『いいんれす、いいんれす!きにしないんれす!』





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