ここはシリーズif短編【HUNTER×HUNTER】
第7章 彼女は花に成る
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次第に彼女は俺の帰宅時に不在にしている事が増えた
扉を開けば彼女の居ないただの脱け殻が広がる部屋に焦燥を覚える
平静を装い通話すれば弾む彼女の声
「待ってるよ。」
彼女の世界の全ては俺では無いのか
彼女を縛る何かは俺だけで良い
…………沙夜子は俺だけのものだ………
目の前に存在する全ての原型を消す
「…………イルミさん…………」
そんな俺に彼女は涙を流した
そして謝罪し、理由を話した
「イルミさん、大好きです」
「知ってる。」