• テキストサイズ

【短編集】My Favorite【R18】

第6章 女王様は#


味わったことのない悦楽に口角が吊り上がり、下瞼が視界を狭める。
肉芽をレイの恥骨に擦り付け、腰を揺らせば子宮口もコリコリと刺激を受ける。

「はぁん…気持ちいいわ…こんなの、初めてよ…」

元々あって無いような理性の鎖を引きちぎり、腰を浮かして陰茎をギリギリまで引き抜く。

そして重力まかせに体を落とすと、膨れた鏃が僅かに子宮内へ侵入した。

「ああっ!あんっ、あ、あひっいああ、」

息が浅くなる程の圧迫感が押し寄せて、全身が快感に打ち震える。
その感覚を味わいたくて何度も同じ動きを繰り返し、レイの腰の上でよがり狂う。

うっとりして彼の顔を盗み見してみると、目が合った瞬間に視界が回った。
彼の肩越しに高い天井が見え、組み敷かれたのだと理解する。

「…女王様、お忘れではないでしょう…?」

私の胸に大きな手が乗せられ、やわやわと揉みしだかれる。
ガツンと子宮を撃たれ、肉壁が痙攣する。

レイは私をじっと見て、無表情で語りかけた。

「俺と会う前に交尾をした雄のこと…」

「あなたと、会う前に……?」

快楽に蕩けた思考回路を急いで修復し、殆ど忘れかけていた雄の存在を思い出した。

そうだ…注がれた精液を返還してやったあの雄だ。

「あの雄が、どうかしたの?」

するとレイは、嘲笑うかのように薄っぺらい笑顔を見せ、陰茎を最奥にグリグリと押し付ける。

「んんっ…!!!あっ、」

再び甘い痺れに身を任せようとした時、彼の思い詰めたような声がして何とか意識を保った。

「…あいつ、俺の親友だったんですよ。ずっと女王様と交尾するのが最高の名誉だって言って…でも、屈辱を受けて死んだ。」

「…!」

「三日間悩んで…俺があなたに仕返ししようって決めたんですよ…。」
/ 88ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp