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真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】

第15章 真選組の秋祭り


銀時「何で俺だけなんだよ…」

見事にボコボコにされた銀ちゃんが頭を氷で冷やしながら呟いた。

お妙「名無しちゃん、昨日は大変だったわね」

名無し「いえ、むしろ皆に迷惑がかかってしまって…」

お妙「そんなこと気にしなくても良いのよ。いつでも頼りなさい」

お妙さんも全部知ってるみたいだった。

はぁ…総悟大丈夫かな…

お妙さんは「今夜お鍋するからおいで」と告げて帰った。

ピンポーン―――――――――

新八「僕が出ますね」

新八がすかさず立ち上がる。

新八「あ、桂さん!」

私の体がぴくっと反応する。

銀時「おぉヅラ」

神楽「ヅラが何の用ネ」

桂「ヅラじゃない、桂だ。近くに来たから寄ってみたんだが客人が来てたのか。なら今日のところはやめておこう」

桂がリビングまで入ってきて私を見ると客だと思って玄関に戻ろうとする。

銀時「あ?客じゃねぇぞ。って名無し、お前真選組じゃ…」

銀ちゃんが言い終わる前に私は端にたてかけていた刀を取って桂の前に立つ。

名無し「この間はどうも…」

桂「この間?あ、お前は真選組の…」

名無し「丁度良かった、あれからムカムカしてたんだよねー。今日こそは捕まえさせてもらうから!」

刀を抜こうとした腕を銀ちゃんに止められる。

いつものゆるさからは考えられないような力で。

銀時「まぁまぁ、一旦落ち着けって。

こんなとこでそんなもん振り回したら銀ちゃんの大切な家が木っ端みじんになるでしょーが」

銀ちゃんに言われて仕方なく刀を納める。

目の前に敵がいるのに捕まえられないなんて…!
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