真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第15章 真選組の秋祭り
珍しいメンバーでご飯を食べた後、私はミツバさんのことを話すことにした。
名無し「皆、話があるんだけど良いかな?」
近藤「どうしたんだ、真剣な顔して」
名無し「倒れてる間に思い出したの、全部。こっちに来た目的も」
部屋がしんと静まり返る。
私はミツバさんの事を話した。
別の世界で子供の姿になったけど生きている事。
ブレスレッドの事。
思い出した事を全て話した。
土方さんに「最後まで私を好きでいてくれていた事は知っていました。ありがとう」
総悟に「血の繋がりが無くたって私と総ちゃんは兄弟だからね。総ちゃんがいてくれたおかげで幸せな人生でした」
最後に「私は姿は子供に戻ったけれど、別の世界で元気に生きています。皆も元気に毎日を過ごしてください」
と伝えた。
総悟「風に当たってきまさァ…」
総悟は外に出て行った。
土方さんは悲しみと安堵の混ざった笑顔で「生きてんならよかった」と小さく呟いていた。
近藤さんと新八は並んで泣いている。
銀ちゃんはいちご牛乳を飲みながら天井を見て「不思議な事もあるもんだなぁ…」と言った。
神楽は定春に抱きつきながら子供のように泣きじゃくっている。
皆、ミツバさんが生きてるのを知って「良かった」と繰り返す。
ふと総悟が心配になった。
万事屋を出ると階段の下で座っていた。