第8章 「男の子×女の子」
休暇から暫くして、皆のフランクスが戦っている新たな叫竜について1人調べていた。
「(前の人形よりも弱いけど、…この攻撃って。)」
「ゼロ、どうかした?」
「……いえ、何でもないです。」
データ通り、叫竜は4機のフランクスに
妙な液状の物を掛けるが大した痛みが無い様だった。
「(いや、外部じゃなくて…もしかして内部に)」
そう思っていると、
アルジェンティアとジェニスタの動きが一瞬止まった。
「ダーリン、トドメ刺すよ!!」
「え、あ……うん!!」
ストレリチアがそう言うと、一気に勢いを付け叫竜のコアを潰す事に成功した。
「……ダーリン?」
「ゼロツーまずいよ…見えちゃいそうだ!!」
「「バカッ、バラすな!!」」
ヒロがそう言うと、他のフランクスもその言葉が気になったのか内部のモニターを見ると自身のパラサイトスーツが溶けている事に気が付いた。
「ああぁ…ミクのパラサイトスーツが!!」
「「「わぁぁぁぁっ!!」」」
「(予想は的中か…)ナナさん、私は女子達にタオルを持っていきますね。」
「え、えぇ…分かったわ。」
ナナさんにそう言い、私は急いで女子達のタオルを準備して皆の元に向かった_______________