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ダーリン・イン・ザ・フランキス

第16章 「罪と告白」




ゼロツーが輸送機に着くと、
9’sの人々とαがニヤニヤしながら彼女を見ていた。






「おかえり、ナインイオタ
見なよ、これ全部博士が君の為に用意したんだ。
好きなだけ使うといいよ…


それと、あの子は元気だった?
彼女とはまたお会いしたいからね。」






「……ゼロには手を出さないで。」






「アハハッ、それは君が言う筋合いは無いよね?」











ゆっくりヒロの口から離すイチゴを
ゴローは驚いた様な顔をしてこっちを見た。







「シーッ……」






「……ゼロ、悪趣味だぞ。」






「…だって、急にイチゴがあんな事したんだもの。」








ゴローと一緒に階段の横に隠れながら
2人の会話に耳を立てた。









「……私、模擬戦でのヒロとのキス
後悔してない……私はずっと、ヒロと一緒に居たい…!!」






「………。」






「今度は絶対……ヒロと、乗れるようになるから!
私、ヒロのためなら何だって出来る。

ほんとだよ…だって、
私、ずっとヒロの事が……

……ヒロが、私の全てだった……

私、小さい頃からずっと、
ずっとずっと!ヒロだけを見てきた…

私…っ、………ヒロが、好きなの……!!」







「………!!」









イチゴは顔を赤くしながら決意をした目で、
ヒロにそう告げていた。







ヒロは目の前のイチゴではなく、
空へ飛んでいる輸送機を見上げていた。








「漸く言ったな、イチゴ」








やっとか…とゴローは頭を掻きながらそう言った
前からイチゴの気持ちに気付いていた為、「良かった」と顔に出しながら呟いていた。







「……恋って、難しい…。」







「それ、俺の前で言うのか…(汗」











「まぁ、…お前らしいや」と言いながら
ゴローは私の頭をずっと撫でていた_____________
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