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ダーリン・イン・ザ・フランキス

第16章 「罪と告白」




ゼロツーは起き上がり、歩き出すと
フトシ君とゾロメ君に止められた。






「ど……どこに行くの?」






「悪いけど、病室には行かせねぇぞ。」





「ヒロには、会わせない。絶対」






3人の言葉にゼロツーは拳を強く握りしめていた。







「それとゼロ、後で私の元に来て頂戴」







一同は解散すると、私はナナさんの元に向かった。








「それで、話とは……?」






「今からあなたに見て欲しいものがあるの。」








「私に着いてきて。」と言われ
フランクスが置いてある場所に向かうと
何故か新しい機体が一機置いてあった。







「この機体は《スタンゲイザー》
あなた専用の機体を博士が作ったそうよ。」







大きな大剣を横に華麗な姿のフランキスが佇んでいたのが、
まさか私自身のフランクスだとは思わず驚きが隠せなかった。







「本当は、さっきの共同作戦と共に言おうと思ってたんだけどね。」







「…いえ、仕方ないですよ。
それに漸く皆と一緒に戦場に立てる…」







「因みに、このフランクスはあなただけしか
乗れない造りになっているみたいだから
ステイメンは必要ないわ。」







博士の突然の報告だったから驚いた。とナナさんはそう言った








「今回の任務は今までのよりも過酷になるわ、頑張りなさい。」






「……はいっ!」









ナナさんと別れ、寄宿舎に戻るとイチゴが
嬉しそうな表情で絆創膏を見つめていた。








「どうしたの、イチゴ」






「ゼロ!…ううん、何でもないよ」





「ほんとに…?」





「っっ、ほんとだって!」







そんな話をしていると、寄宿舎から
カップが割れる音が聞こえ私達は急いで中に入った。







「止まれって!」






「そうだよ!部屋に戻って……」






「おいゼロツー、お前……ぐっ!!」







ゴローはゼロツーを止めようとしたが
逆に攻撃を受けて壁にぶつかってしまった。





「ゴロー…大丈夫?」






何とかゴローを支えながらゼロツーを見ると、
彼女はイライラした様子で立っていた____________
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