第2章 新しい世界、新しい家族、新たな誓い
ギルドの中に入ると中は騒がしかった。
酒を飲んでいる者、ボードの前でウロウロしている者、
喧嘩している奴ら、女をナンパしてるやつ。
すると喧嘩していた鱗のようなマフラーをした桜色の髮の少年が
ギルダーツに向かって走って行った。そして
「ギルダーツ!勝負だ!
火竜の鉄拳!」
拳に炎を纏いギルダーツに殴りかかった。
が、ギルダーツに軽くあしらわれ、天井にめり込んだ。
「悪いなナツ。マスターに報告しなきゃならないからまた後でな。
」
「ははは!やっぱギルダーツはつえぇや❗️
よーし!今から特訓だ〜!」
と笑いながら言った。
そして今度はパンツ一丁の変態が来た。
「ギルダーツ、後ろの奴は誰だ?」
「おうグレイ。
それも含めてマスターに報告だ。」
ギルダーツとパンツの変態は会話を終え
カウンターにいる老人に話しかけた。
「マスター、今帰った。依頼の方はバッチリこなして来たぜ。」
「よく帰って来たギルダーツ。ご苦労じゃった。
して、後ろの子は誰かの?」
「あぁ、こいつは依頼帰りにあった奴でな、
コイツが闇ギルドに絡まれてたんだが
【マフィン・コフィン】の奴等を一人で制圧しててな
どんだけ強いのか気になって手合わせをしたんだが、
引き分けでな。ギルドに入ってないらしいから連れてきた。」
ギルダーツがそう告げるとマスターだけでなくギルドにいる全員が驚いた。
「なんじゃと!!あの殺人専門闇ギルド【マフィン・コフィン】を一人で!
しかもギルダーツと引き分けとは!実力もあるようじゃ。
して、ギルドに入りたいと言うことだったかの。
あとその耳っ と尻尾は本物かの?」
「初めまして、マスターマカロフ。
はい、本物ですよ。父親が人間、母親が猫鞘って妖怪なんです。
もし宜しければフェアリーテイルに入れてください。」
俺が自己紹介をし、入りたいと伝えるとマカロフは驚いたあと、
感心したように頷く。
「よろしくの、マスターのマカロフドレアーじゃ。
にしても礼儀正しいの。ガキどもに見習わせたいくらいじゃ。
猫鞘じゃと!通りでつよいわけじゃ。
もちろん、お主を歓迎しよう。」
「ありがとうございます!これからよろしくお願いします。」
こうして俺は無事にフェアリーテイルに入ることが出来た。