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異世界旅行

第2章 新しい世界、新しい家族、新たな誓い


森バルカンを消しとばし、特訓を始めてから四年が過ぎていた。

特訓自体は1年位でマスターしたが、残りの年月は命のやり取りをしていた。
そして3年目にしてようやく克服できた。
未だに殺すことには抵抗はある。
だが割り切る事にしたら、あっさりと受け入れられた。
その事には自分でも驚いたが深くは考えなかった。

そして俺は今、1人の魔導師とバトルしている。
こうなったのにも理由がある。
それは少し前、森から出た俺は溪谷にいた。

目的の場所に向かって溪谷を歩いていたら、
闇ギルドに襲われた。

もちろん最初は手出ししなかった。
俺が退いてくれと言っていたら頭に魔法が飛んできた。
そして俺はキレた。キレてしまった。
闇ギルドの奴らをフルボッコにしていたら、
中年のオッさんがこちらに歩いてきた。

そのおっさんは俺の周りにいる奴らを見て目を見開き、
何かを考えた後、いきなり俺と戦ってくれと言い出した。

最初は断っていたが、一目見た時から強者だと理解していた俺は
自分がどこまで通じるのか気になった、気になってしまった。


俺が了承すると、闇ギルドの奴等を憲兵に引き渡すと
殴りかかってきた。


そして今に至る。
このオヤジはデタラメだ。
ただのパンチを交わしたら、後ろにあった岩を簡単に砕き、
魔法を使ったと思ったら、地面が割れた。
そんなこんなで数時間戦った後、急に攻撃をやめた。
「どうした、もう終わりか?」
俺が聞くとオヤジは頬を指で掻きながら気まずそうに話し出した。

「お前強いな!俺とここまでやり合えるのはそうそういねーぞ!
俺ももっとやり合いたいが、
その…これ以上地形を変えるのは…な?」

と言いながら、周囲一キロが更地に変わった溪谷だった場所を指差す。

俺はそれを見て冷静になった。
熱くなってたとはいえ、ここまで激しくバトるとは思っていなかった。

俺があー、どうしようと考えていると
「お前ギルドには入ってるのか?
もし入ってないんだったら俺のいるギルドに入らないか?
フェアリーテイルってんだが、楽しいぞ?」
と言い手を差し出してきた。
「ギルドには入ってない。
入っていいならお願いしようかな。
もともとこれからフェアリーテイルに入るために向かおうとしてたし。」
俺はそう言ってオヤジの手を取り、よろしくと呟いた。

そしてオレ達はフェアリーテイルへと向かった。
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