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異世界旅行

第3章 S級試験


「ん、、、、蒼くん、、、蒼くん!!!!」

誰かが俺を揺さぶりながら呼んでいる。


れ、、む?、、、、、、、レム!!!!」

俺は意識が戻ると俺を呼んでいたレムに抱きついた。

「よかった。また会えた!」

俺は涙を流しながら喜んだ。
レムはそんな俺の頭を優しく撫でながら
「ただいま、蒼くん。」
と優しく微笑んでくれた。

しばらくそのまま過ごし、しばらく経ってから状況をレムに伝えた。


レムは最初は驚いていたがまた会えたことを喜んでくれた。
そしてこの世界でどう生きていくかを話す。
「レム、俺はこの世界を変えたいと思ってる。」
「世界を、ですか?」

俺は頷き、一呼吸してから話し出した。
「この世界にあるISとは本来、宇宙に行くために開発されたんだ。
だけど今では戦争の道具になってる。
しかも女にしか乗れないからといって男は理不尽を受け、
この世界の何処かで実験体にされてる子供たちもいる。

俺はそれが許せない。

全てを守るなんて妄言は言わない。
ただ、もしも俺の前に助けを求める人がいたのなら俺は
なんとしてでも助けたい。
偽善者だと思われても俺は
行動しない妄言より行動する偽善を実現する。」

俺はレムにそう話すとレムは何故か嬉しそうにしていた。

「嬉しいです!
レムが好きになった蒼くんは
優しくて、頼もしくて、仲間思いで、それでいて厳しくて。
そんな蒼くんだからレムは好きになったんです!」

そう言われた俺は恥ずかしくなりそっぽを向いた。
「ふふっ。
恥ずかしがってる蒼くんも可愛いです!」


俺は照れながらも話題を変えた。

「そ、そんなことよりここがどこかわからない以上
一応警戒しながら進もう。」

そういって俺たちは移動した。


しばらく歩くと家が見えてきた。
その家はとても大きく、だが存在感の薄い家だった。

ふと気配を感じた俺は気配がした方を威圧しながら問いかけた。

「そこにいるやつ出てこい。そこにいるのはわかってる。」

すると木の陰から1人の男が出てきた。

「流石は頭領様。
私の気配に気付くとは流石でございます。」

その言葉に?を浮かべていると
急に頭の中に情報が流れ込んできた。

その情報によると俺は日本政府に属する
武家であり、それなりの権力を持っていること、
この男は俺の側近で紅という名前だと言うことがわかった。
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