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異世界旅行

第3章 S級試験


俺と礼司はひらけた場所に出た。
すると礼司が俺に問いかけてきた。
「ここら辺でいいだろ。
バカ息子、一応聞いといてやる。
フェアリーテイルを抜けて俺たちのところに来い。
そうすればお前が俺を殺したことは忘れてやる。
だが断るならば、お前らを皆殺しにする。
どうする?」

礼司はそう言うと魔力を解放した。
魔力の余波で周りの木が枯れていく。

(なんなんだ!この魔力は!禍々しすぎる!)
俺はどうするか迷った。
今の此奴なら、俺が此奴を殺す前にギルドの皆んなを殺すことが出来るだろう。

「迷ってるのか?
俺はお前を認めてるんだぜ?
親でも殺せるお前のその非道さを。
まぁ、断ったらお前を動けなくしてからお前の前で
フェアリーテイルの奴らを1人ずつ殺すだけだ。
お前が苦しむようにな!!!!」

礼司は愉快そうな顔をしている。

「俺は、お前らの仲間にはならない!
仲間もやらせない!お前をここで消す!」

俺はそう言い魔力を全解放する。
俺と礼司の魔力で地鳴りが起こり、地面が割れる。

「さぁ、かかって来い。」
「必ず消してやる!」

そうして俺たちは衝突した。

「ダークネクロマンサー!」
礼司の魔法で死者の軍勢が出てくる。
「火竜の咆哮!」
それを俺の滅竜魔法で消しとばす。
「ダークガトリングガン!」
闇魔法をこちらに連射してくる。
「ライトニングメイク、サンダーウォール!」
俺は飛んでくる闇魔法を雷の光で弱め、防ぐ。
「爆砕竜の天誅!!!!」
俺は爆砕竜の天誅を礼司の頭上から落とした。
着弾し大爆発したが、礼司は
闇のドーム状のもので防いだ。

激しい攻防がしばらく続き、次の手を考えている時だった。
爆発音がきこえ、天狼樹が倒れ始めた。
すると体から力が抜けたかのような状態になり、
立てなくなってしまった。

「な…んで、力が、ぬ、けて。」
「アズマの奴、やりやがったか。
教えてやるよ。フェアリーテイルのメンバーは
入団時にスタンプを押す。
そのスタンプを持つものに天狼樹から魔力を供給される。
それが倒れた今、魔力の供給は止まり、力が出なくなる。
ってことだ。」

そう説明された後、俺は腹部を蹴られたり、
頭を踏みつけられたりした。

(くそ、、どうすればいい!このままだと此奴を消す前に俺がやられる!
此奴の気を逸らさないと。)

そして俺は礼司に問いかけた。


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