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異世界旅行

第3章 S級試験


闇ギルドグリモアハートが攻めて来てから10分が経った頃、
拠点に攻めて来た奴らは3分の1の人数にまで減った。
あれから他のメンバーも一緒に戦い、
スムーズに殲滅していった。

「ふぅ、やっと少なくなったな。
皆んな!後少しだ!気合い入れて頑張るぞ!」

「「「おう!/ええ!/うん!/あぁ!」」」

奴らは勢いを失い、攻めあぐねていた。
その時、林の奥から1人の男が出てきた。

「やっぱりゴミはゴミか。
こんな奴らを1人も片付けられねーのかよ。」

そういって現れたのは40歳位の中年の男だった。

その男を見た途端、俺の体は固まってしまったかのように
一切動かなくなった。

俺は其奴を知っている。
しかし、ここにいるはずが無いのだ。
いや、俺がここにいる時点で居てもおかしくは無いのだが
それを失念していた。

すると男が俺を見て口を開いた。
「お前何処かで…。

あぁ、成る程。見た目は変わっているからすぐに分からなかったが、お前だったか。
バカ息子。」

男がそう言うと周りのみんなが驚いた。
男はニヤニヤしながら話を続ける。

「まさかお前がフェアリーテイルにいるなんてな。
お前にその場所は似合わねーよ。
お前は其処にいていい存在じゃ無い。
「やめろ…」お前の居るべきところは
こっちだろう?「やめろ!!それ以上言うんじゃねぇ!」






なぁ?親である俺を殺し、他のやつも殺した殺人鬼。」

男はそう言って笑い出した。
フェアリーテイルのメンバーは驚きのあまり、
その場で動けずにいた。

俺は動かない身体をなんとか動かし、
男に突撃する。

「俺はお前を親なんて認めねぇ!
あんな事をしたお前を認めるもんか!
血が繋がってるってだけで嫌気がさす!

俺はアンタを、許さない。絶対に。
だから俺は…



アンタをもう一度殺す。
アンタがまた生き返ってくるのなら、
何度だって殺してやる。
もう生き返ることができないくらいに殺しつくす!」

そう叫びながら魔法で攻撃する。
男はそれを交わしながら周りに命令を出した。

「おい、お前ら、此奴は俺が始末する。
お前らは残りの雑魚を片付けろ。」

「了解しました!礼司様!」

命令された下っ端は、そう返事すると仲間のとこに戻った。

「さぁーて、バカ息子。
俺を殺したいならついて来い。」

そう言って走り出したあいつを俺は追った。
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