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異世界旅行

第3章 S級試験


2時試験が始まって1時間が経過した。

S級昇格試験受験者以外のメンバーは拠点にて雑談しながら
休憩を取っていた。

皆がそれぞれ話をし、誰がS級になるかと賭け事をしたりしていた。

俺はコーヒーを飲みながらリサーナや、ミラと話していた。

「リサーナとミラはテイクオーバーって魔法使うんだよな?」

「そうよ。私は悪魔を主に、リサーナは動物を主にって感じね。」

「ほら、こうやって一部をテイクオーバーしたモンスターとかに
変えられるんだよ。」

リサーナが腕を変化させ見せてくる。

「ヘェ〜、面白い魔法だな。
俺の纏いも似た感じなんだよな。」

俺が言うとリサーナとミラは興味を示して来た。

「纏いって魔法は聞いたことないけど、どんな魔法なの?」

「見せて見せて!どんな魔法なのか気になる!」

俺は纏いについて説明する。

「纏いって言うのは魔法じゃないんだよ。
俺の一族に伝わる技で信頼できる仲間としか出来ないんだ。
だから、見せること…は…。!!!!!」

俺が途中で話をやめると2人はどうしたのかと聞いてくる。
俺は2人に一言だけ言うと大声で皆んなに伝える。
「悪い、話は後だ。
皆!今試験中止を知らせる信号弾が上がった!!!!
おそらく非常事態だ!
拠点から離れるな!
ウォーレン!念話でマスター、もしくはエルザかギルダーツと
連絡を取って何かあったのか確認を取ってくれ!」

俺は指示を出すとあたりを警戒した。
そして、俺はすぐ真上に大量の魔力を感じ取り、空を見上げる。

空からは、小さな何かが入っているシャボン玉のような物が
大量に降り注いでくる。

よく見てみると中には小さい人間が入っている。

そのシャボン玉が弾けると中の人間が元の大きさに戻り、
辺り一面を埋め尽くした。

「蒼!エルザと連絡が繋がった!
コイツらは闇ギルド悪魔の心臓(グリモアハート)だ!
他のところにも来ているらしい!
それと、殲滅できるなら殲滅しろだってよ!」
ウォーレンが皆に伝えると
各員が戦闘態勢をとり、いつでも戦えるようにする。

俺とレムも構え、奴らを見据える。

そして、俺達の運命を左右する戦いの火蓋が切って落とされた。

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