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異世界旅行

第3章 S級試験


S級昇格試験が始まり、俺と黒崎一護が戦いだしてから
1時間が経った。

「どうした?もう諦めるか?
お前じゃ俺に勝てない。それはもう分かっただろ?」

「はぁ、はぁ、まだだ。
まだ諦めねえ!必ずあんたに一撃入れてやる!」

呼吸を乱しながらも刀を構えて向かってくる。

(諦めないど根性は認めるがもう限界か。
技術も力もそれなりにある。
そして何よりも、他者の為に戦える。
こりゃ合格だな。)
「そろそろいいだろ、もう結果は決まった。
最後に力の差を見せてあげるよ。」

俺はそう言うと魔力を八割解放した。
全力でもいいのだが、それをやってしまうと
この洞窟が崩れてしまう。

「何だよ、この魔力。次元が違うじゃねえかよ。」
一護は圧倒的な魔力を肌で感じ、震えだした。
しかし、全身に力を入れて何とか立っていた。

「行くぞ」

一瞬で一護の懐に潜り込み頭を地面に叩きつけた。

俺は動かなくなった一護を背後にレムの場所に戻る。
数歩歩いた時、背後から気絶していたはずの一護が
切りかかって来た。

俺はそれを避けずにいた。
するとレムがモーニングスターで刀を弾いた。

そして一護は今度こそ気絶した。
俺は一護を背負ってレムと拠点に向かう。
「一護は文句無しの合格だな。
最後の一撃は予想外だったが、執念だったんだろうな。」

「はい。レムもあそこから向かって来れるとは思いませんでした。
それと蒼君。最後の一撃、なぜ避けなかったんですか?」

レムは俺が何故避けなかったのかきいてきた。

「避けなかったのは、力の差を見せつけるだけじゃダメだからだな。
心配は要らないだろうが、自信を無くされても困るしな。」

そんなこんな話していると拠点に着いた。

「マスター、終わりました。
一護は合格です。
諦めないど根性と力に見合った技術、
それに、力を誰かの為に使える。
一護はこれからもっと強くなりますよ。」

簡易ベッドに一護を寝せるとマスターに報告する。

「そうか、ご苦労じゃった。
これで戻ってきていないのはナツとカナ達かの。」



それから俺達はナツとカナ達が来るまで休憩をした。
数十分後、2人が拠点にたどり着いた。
2人とも無事一次試験通過のようだ。

それからさらに1時間後、二次試験が始まった。
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