第2章 新しい世界、新しい家族、新たな誓い
「実はの、S級昇格試験が迫っていての。」
「成る程、だから居なかったのですね。
納得しました。」
「そこでお主に頼みたい事があっての。
試験をするに当たって試験管をして欲しいのじゃが頼めるかの?」
マスターは俺に頭を下げて頼んできた。
「分かりました。俺でよければ引き受けさせて下さい。
試験はいつ頃になるんですか?」
マスターは1度頷き伝えて来る。
「ありがとう。試験は迫っておると言っても2ヶ月後での。
準備を進めているところじゃ。
1ヶ月と少しの間は普段通り依頼を受けても何をしても
大丈夫じゃ。」
「分かりました。1ヶ月は依頼などを受けたりします。
それじゃあそろそろ失礼します。
必要な家具などを買わないといけないので。」
「ありがとうございましたマスター。
これからもよろしくお願いします。
失礼します。」
それから俺とレムはギルドを出てお店を周り家具などを買い、
家に帰る。
その後俺達はご飯を食べてから風呂に入り、
その後すぐに寝た。
〜〜翌日〜〜
俺とレムはギルドの中にいた。
「レムは何か受けたい依頼ある?レムが選んだのならなんだって
いいよ?」
「それじゃあこれなんてどうでしょう?
孤児院の子達に勉強を教える依頼です。
レムも蒼君とならどんな依頼でも達成出来ちゃいそうです!」
俺とレムを見たギルドの中に居る皆んなから
「イチャイチャしやがって」や「羨ましい」
とか「リア充爆発して砕けちれ」とか聞こえてくる。
その声を無視して依頼を受け目的地に向かった。
目的の孤児院に着き、依頼主に会う。
依頼主と依頼内容を確認した後、子供達に会いに行く。
なんでもこの孤児院には戦争で親を亡くしたり、
黙示録の黒竜、アクノロギアに国を滅ぼされ、
奇跡的に生き残ってる子達が居るらしい。
そんな子供達に魔法や勉強を教えて欲しいと言う事だった。
契約期間は1ヶ月。
試験ギリギリまで教える事にした。
俺は子供が前世から好きだったのでワクワクしながら
子供達の元へ向かった。
〜〜1ヶ月後〜〜
契約期間最終日、俺は孤児院の子達とお別れをした
「それじゃあ皆んな、元気でな!
立派な大人になれよ!またな!」
「皆んな元気でね!」
「「「「ありがとうございました!」」」」
俺とレムは元気な挨拶を背にギルドに向かった。
