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異世界旅行

第2章 新しい世界、新しい家族、新たな誓い


レムが隣に座るのを確認する。

「じゃあ話すね?
ギルドに入る時、俺が一度死んでいる事は話さないでほしい。
それと、レムのことも。
それと住むところだ。
ギルドの女子寮があるらしいからそこに入るか、部屋を借りるか。
レムはどう考えてる?」
俺が聞くとレムは口を開く。

「分かりました、その事は話しません。
一応聞かれたらさっき蒼君が村長に言っていた事を伝えますね。
それと、住む所は蒼君の所はダメですか?
この世界にいきなり連れてこられて、少し不安なんです。」


「うん、それでいいよ。
俺の所か。別に構わないんだけど部屋汚いし
俺も部屋を見つけたばっかりだから何もないよ?」

「構いません。メイドをやっていたので掃除は出来ますし
料理も洗濯も出来ます。
蒼君の役に立ちたいんです。
この世界に来て不安だった私を気にかけてくれたから。
ダメ、でしょうか。」

そう言うと上目遣い+少し頬を染めるといえ仕草で見てきた。
耐性のない俺はドキドキしながら、平常を装って答える。

「わ、わかった。それでいい、よ。
じゃあ帰りに家具と布団とか買ってかないとだね。
っと、結構話したね。もう終わったみたい。」

俺はそう言うと立ち上がりモンスターの気を探る。
森にある気はどれも弱く、村人でも対応できる大きさだった。

俺はレムに手を貸し立たせると魔法を解き、
ディアウス・ピターを消す。
俺はレムに向かい
「依頼もおわったし、帰ろうか。」
と伝えると
「はい!」
と微笑みながら返事をしてくれた。

村に戻ると村長に依頼達成を伝え、報酬を受け取る。

村を出る際に、宴を開くから村に泊まっていってくれと
言われたが、他にも困ってる人を早く助けたいからと断る。

村の人達は残念がっていたが、その場を後にした。


そして駅に着くと日が沈みかけていた。
駅近くの宿を取り、夕食を済ませてから宿に戻った。
「ごめんな?部屋が1つしか取れなくて。
ベッドは使っていいよ。俺はソファーで寝るから。」

「そんなことありません、気にしないでください。
蒼君がベッドに寝てください。
私がソファーで寝ますから。」
俺がソファーに座りながら言うとレムはそう言い、隣に座って来た。

それからレムがベッドで、蒼君がベッドでとしばらく
言い合いになった。

結局2人でベッドで寝た。

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