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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第6章  平穏な日々に嵐はやってくる~トド松



「いやいやいやいや、2人は全然まったく悪くないから! 謝らないでよ~~」

 そんなやり取りをしていると、店の中からトド松が出てきた。
 バツが悪そうにこちらに笑顔を向けると、明るい声で話しかけてくる。

「ぼくのせいで、ホントにごめんね。反省してる。これに懲りずに、また一緒に合コン行ってくれると嬉しいな~」

「うん、いいよ。でも、連れてくる男はもうちょっと選んでよねぇ」

「ドドまづ・・・・・・ズビッ」

「・・・きったない顔~」

「う、うるさいなっ!とまんないのっ!」

「ナス子、そのハンカチ貸してあげるから、持ってっていいよ。どうせハンカチなんて持ってないでしょ?」

 うっ。図星。
 普段持ち歩かないもんだから、こういう時も忘れてきちゃう。
 女子力ってこういうところで差が出るよねぇ。

「ナス子姉はぼくが送っていくから、2人はこのまま帰りなよ」

「そう? わかった。じゃあまかせるね。あ、今度会った時に2人の関係聞くからねーちゃんと教えてよね」

 そう言いながら2人は私達の帰る方向とは反対方向へと向かって去って行った。
 うぅ・・・みっともないとこ見せちゃった・・・
 今度お詫びの品を買って二人に渡そう・・・

「いい加減上着着たら? 人より厚い肉に覆われているとはいえ、その格好じゃいくらなんでも寒いでしょ」

「一言余計なんだよね・・・」

「ほら、鞄持っててやるから、さっさと着な。帰るよ」

 私が上着を羽織り、鞄を受け取ろうとすると、トド松はそれを渡さず自分の肩にかけ、代わりに手を差し出してくる。

「ほら」
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