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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第6章  平穏な日々に嵐はやってくる~トド松


 
 あーいっぱい喋ったらまた喉渇いちゃったよ。
 私はそばにあったグラスを手に取りゴクゴクと一気に飲み干す。

「プハー、美味しい!」

「ちょ、ナス子、それ私のだよ。お酒だよ? スクリュー・ドライバー・・・」

「え?え、あ! ごごごごめん!」

「いや別にいいんだけど、ナス子そんなにお酒強くないよね、それ結構アルコール度数強いやつだから大丈夫かなって。飲み干しちゃったし」

 うっかりと言うやつだ、つい間違えてしまった。
 っていうか今のお酒だったのか、甘かったし、オレンジジュースみたいで美味しかったけど。

「大丈夫大丈夫! ごめんね、同じの頼みなおすね」

 そして小一時間後。

 合コンメンバーも酔いが回り口調が軽快になり、場の雰囲気は結構いい感じに仕上がってきた。
 しかし、私は完全にグロッキー。元々お酒は弱くて、1杯飲むのが精一杯なぐらいなんだけど、なんやかんやで3杯も飲んでしまった・・
 ここのお酒美味しいんだもん・・・さっきのチョコレートの香りがするやつ美味しかったな・・・

 このお店って、やっぱり幹事のトド松が選んだんだよね?
 なんでこんなお店知ってるんだろう・・・やっぱり謎だ・・・

 う゛・・・ヤバイ、気持ち悪い・・・吐きそう・・・

 ここで吐いたら大惨事。私はそそくさとトイレに向かおうとしたが、立ち上がると足にも酔いが回ってきているのか、ついよろけてしまった。

「・・・・・・ちょっと、大丈夫?」

 よろけてしまった私を、受け止めてくれたのはトド松だった。
 トド松も顔が少し赤い。酔ってきているのだろう。
 小声でそう聞かれたので、私も同じぐらいの声量で答える。

「スミマセェン、大丈夫ですぅ~ありがとうございますぅ~・・・オ゛ェェ」

「いや全然大丈夫じゃないから・・・顔赤いのに顔色白いから」

「う"ぅ・・・」
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