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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第6章  平穏な日々に嵐はやってくる~トド松



「ちょっと母さん、いくらなんでもナス子はないわ~~、ないわ~~~、ないよぉ~・・・なぁ?」

 おそ松。 心底心外だとでも言いたげに深いため息をつきつつほざく。

「フッ・・・松野家に生まれしこの次男。どんなガールでも愛せる自信はあるがナス子は無理だ・・・なぜなら、ナス子は俺にとってガールではなくシスターのようなものだからな」

 カラ松。通常運転。

「まぁないよね。ナス子は女性っていうよりも、ナス子って感じだから。わかるでしょ?」

 チョロ松。わかるけどわからない。

「ミケ子がいるなら悪くないけど・・・・・・・・・・・・・・・・・・まぁ、ないよね」

 一松。間が長い。

「ケンダ美味しいっっっ!!!」

 十四松。十四まぁつ。

「ナス子ちゃん、遠慮しないで、どの松でもいいのよ~~?」

 松代。今の松達の発言聞いてた?


 ・・・・・・はぁ・・・


 私は小さく息を吐くと、ニッコリと笑い、くるりと体を反転して勢いよく玄関の扉を開ける。
 そして顔だけ松代さんを振り返り、

「お邪魔しました~」

 一言そう言うとピシャリと玄関の戸を閉め数歩歩き出す。
 松野家から少し離れた場所でピタリと歩みを止め、拳をぎゅっと握り締めて大きく息を吸う。

「二度と行くかあんな家ーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」

 と言いつつも、ミケ子を一松に渡したままだったので、すぐに戻ることになる私であった。
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