第1章 夢
『私ちょっとお手洗い行ってくるね。先食べてて〜!』
「変な人に絡まれたら困るからあたしも付いてくよ!」
『大丈夫だよっ!ともちゃんは心配しすぎ!』
少しの間2人で言い争ったが、ともちゃんは納得してくれたようだ。
用を足してからみんなの元へ戻ろうと少し急いだ。すると人にぶつかってしまった。
『ご、ごめんなさい!!』
少し小柄な男性だ。と、その隣にもう一人、小柄な方と並んでいるせいかとても背が高くみえる。
「どこ見てんだ...よ。。って、だだ大丈夫か??」
なんでちょっと慌ててるんだろう?顔も少し赤いような...?
『私は大丈夫です!そちらこそ怪我とかしてませんか...?』
「俺は大丈夫だ。今度から気をつけろよ?」
『はいっ!本当にすみませんでした!では、失礼します。』
ん、、?この人、、
『あああ!あの!あの時はありがとうございました!あの!受験の時です!』
もう一人の男性に既視感があったため振り返った。なんか、慌てて叫んでしまった。なんだこれ、恥ずかしい。
「ああ、お安い御用さレディ。君みたいな子猫ちゃんが困っていたら助けるのが紳士だよ。」
『そんな、可愛いだなんて///
でも本当に助かりました。おかげで私はここにいられるので。』
「可愛いなんて一言も言ってねぇけどな。」
(...スルーすればいいのに余計な事言っちまった、どう考えても可愛いだろ。)
ツッコまれてしまった、、。
『では、失礼します!』
次こそ、その場を離れようとしたらまだ何かあったのか小柄な男性に声をかけられた。
「おい、お前名前は?」
『藍井咲妃ですけど...。』
これは私も聞いた方がいいのかな?一応聞いておこう。
『そちらのおふたりは?』
「来栖翔。咲妃か...。覚えとく。」
「神宮寺レンだよ、咲妃ちゃん。」
『来栖さんと神宮寺さんですねっ!』
名前を聞いたってことは、、まままさか警察に突き出したりしませんよねっ!?』
「なわけねぇだろ!大げさすぎ、ただ聞いただけだ。」
『そうですか...。では、今度こそ失礼しますね。』
「またね、レディ。」
何も無いのに名前聞くとか...変なの。
(でも、優しそうだし小柄だし心配ないかな。あ、小柄は関係ないや。)
二人に背を向け、少し急いで戻った。