• テキストサイズ

【暗殺教室】俺の妹。

第11章 学園祭。


スタッフ『まぁさん、3番テーブルお願いします。』

私が3番テーブルに着くと、そこにいたのは…。


『やぁ、まぁさん。売り上げに貢献に来ましたよ。』


『り、理事長先生…。ご指名、ありがとうございます。』


学峯『ではさっそくですが、コーヒーとポッキー、あとまぁさんの好きなドリンクをお願いします。』


『ありがとうございます。』

私はスタッフ役のクラスメイトに注文をお願いした。


学峯『大盛況ですね。』

『浅野君とお兄ちゃんがすごくて…。』


理事長先生がチラッとお兄ちゃんと浅野君のテーブルを見る。

学峯『あの程度ではまだまだです。5分もあれば全てのメニューを注文させるくらいでなくてはね。』


まぁ心の声(いや、注文したとしても飲みきれないでしょ!)

コーヒーとポッキー、私の紅茶が運ばれてくる。

学峯『ところで指名客が頼めばポッキーを食べさせて頂けると聞いたのですが…。』


『……その通りです。』



カルマ&浅野サイドー。

カルマ『浅野君…。君のお父さんに殺意が湧きそうなんだけど…。』


浅野『あぁ…。ちょうど僕も同じ事を考えていた。』


そう言うと、俺(僕)たちは同じ方向に向かって歩きだした。


カルマ『いらっしゃいませ。お客様。この度は当店甘美の舘にご来店頂きありがとうございます。』


浅野『当店人気のポッキーはお口に合いましたでしょうか?』


学峯『おや、ここは男性客には女性の方が付くと聞いていたのだが、私の聞き間違いですか?まぁさん。』


『いや…その……。』


2人の視線が痛い…。

私は持っているポッキーを、順番に口に突っ込む。

カルマ『ッ!』

浅野『なっ!』

学峯『……。』


『ご指名頂きありがとうございました〜!』


足早に去っていく彼女を見ながら、ポッキーの甘さを噛みしめる2人と、微笑む大人がいた。

/ 195ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp