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第11章 地獄&最終話



「そう、幻。だから、今起きてる事は京緋が描いた空想の中に私達は居るの。……さぞ思い通りに物事がはこんで嬉しかったでしょうね……。」



京緋
「病院に来たときは術しか使わなかったじゃないかっ!!」




声を荒げた京緋に、菫は触っていた髪の毛を掴み頭を持ち上げた。


「やっぱり来たの知ってたか。……バカね。術を使うついでに力も使ったのよ?現実でこうなってしまっては遅いからね?まぁ、私が術を使ってからこんなに早く覚めるとは思わなかったけど。」


京緋
「__っどいつもこいつも邪魔ばかりしやがって……!!」





菫が手を離すと、京緋の顔が地面に打ち付ける。そのまま立ち上がると珊瑚の方に振り返った。





「ここからは私達には何も出来ない。……珊瑚?あなたがこいつの「記憶」を消してちょうだい。」
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