第10章 自己中心的
京緋
「姉さん、良く考えて……?」
珊瑚
「__!!?」
京緋
「姉さんから見てこの世界をどう思う……?」
「初めからある木や、森、山、川、海、空、ありとあらゆるもの全部に「記憶」がある」
「それを俺ら人間がコンクリートで道を作り、建物を勝手に建て、要らないからと木を切り、トンネルを掘り、ダムで水の流れを止める。」
「それだけじゃない。工場などの汚染水を海に流し、電化製品でオゾンを崩壊し、車の排気ガス当で空気を汚す……。」
「これって、全部 自然達にお願いされてやった事?…違うよね?勝手に人間が暮らしやすくする為にした事でしょ?」
「どんな悲鳴を挙げてたなんて想像できる?」