• テキストサイズ

distinctive

第7章 再会


京緋のいる部屋を開けると、相変わらず目を閉じ 心電図の音だけが響いていた。


珊瑚
「京緋来たよ~」


ピッピッピと音が返事をする。



「この子が京緋君?」

珊瑚
「そうです……。眠っているでしょ?」


「そうね……。」

珊瑚
「あ……。」



珊瑚は窓辺の花瓶に目をやると、また真新しい花が生けてあった。




「……どうしたの?」

珊瑚
「いえ……。毎回なんですが、誰が持ってきているのか分からない花があるんですよね……。」


「……へぇ……。」

珊瑚
「たぶん、京緋の友達だと思うんですが……。あ!私、花瓶のお水代えてきますね♪菫さんは そこのイスに座っててください。」


「……ありがとう。」




珊瑚は花瓶と、買ってきた花を持ち部屋を出た。
菫は珊瑚が出ていくのを見届けると、乱暴に京緋の眠るベットに座る。




ベットがギシッと音を立てた。
/ 99ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp