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第7章 再会



「……あれ?珊瑚はもう上がるの?」

珊瑚
「あ、はい。弟の病院に行かないといけないので……。」


菫は少し考えてる顔をすると、急に表情を明るくし珊瑚の手を握ってきた。




「私も病院に行っていい?!」

珊瑚
「……ゥエ?!な、何故……?」


「いや~、珊瑚の弟君を見てみたくなっちゃったんだよね♪」

珊瑚
「え!?うちの弟面白くな…………」


「まぁ、良いから良いから~♪」


最後まで言葉を発せずに、菫に腕を掴まれお店から引きずられるようにして出てしまう。これも菫の良さだと思い、諦めて一緒に病院へと向かった。








「……へぇ~、京緋君って三年近く目を覚ましてないんだ。」

珊瑚
「……ええ。まぁ、いずれ目を覚ましてくれればそれで良いですけど……。」


「覚ますと良いね?」

珊瑚
「はい!!」





珊瑚の笑顔を見て、菫も笑った。



道中に花を買い、京緋のいる病院に辿り着く。




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