第2章 【番外編】想いの向こう側
かっちゃんは、我慢の限界だったんだ…
今度は上鳴君と峰田君にも止められず、かっちゃんは帰ってしまった。
上鳴
「な、なぁ、轟は行こうぜ?これも女子にお返しをする為だ」
なんだろう、2人の言葉に何か違和感があるのは…
轟
「週末は、母のお見舞いに行くんだ」
上鳴
「それは知ってる!知ってるけども、今回ぐらいは…」
轟
「…悪い」
上鳴
「………」
上鳴君が、あからさまに落ち込む。
隣に居た峰田君は、教卓から離れると…真っ直ぐ轟君の机に向かった。
轟君の目の前に立って、ダン!と床を踏む。
緑谷
「?」
な、何か始まるのかな…
峰田
「轟、お前…それでも男かよ‼︎」
轟
「?」