第4章 変化
い、怒鳴った。
「は、はい!」
友也は思わずはいと答えてしまった。
「...うん、それでいい」
やっと笑顔を見せたスバル
「それじゃ、俺からの話は終わり!ばいばい☆」
と、笑顔で友也の横を通るスバル。そして最後に
「このことホッケ〜にバラしたら殴る」
と友也の耳元でいい、その場を去った。
「……!」
先輩があんな人だったなんて……
そして、教室に戻ったスバル。北斗が帰ってきてないか辺りを見渡すがいなかった。
まだ探してんのか...?日々樹渉...あいつもホッケ〜が好きなんじゃないのか...
そう思うとまたイライラが出てきた。
数分後、北斗がようやく戻ってきた
「あ、ホッケ〜!」
「……!」
「遅かったね、見つからなかった?」
「まぁな…隠れるのは上手いからな…。…ったく部長があんなんじゃ困るぞ…」
「……」
許さない…ホッケ〜にこんな思いさせるなんて…、俺のホッケ〜なのに…
「明星、席につけ、授業が始まる」
「え〜、授業なんてつまんないよ〜、キラキラな物、探しに行こうよ!」
「お前もよく飽きないな…」
俺のホッケ〜、ちゃんと隣にいる。よかった…。さて、もう1人排除しないと…
放課後、俺は部活が急遽休みになった。久しぶりの早出下校。だけど、ホッケ〜待ってよっかな〜♪
と、教室でのんびり考えていた時だった。
「Amazing…!!まだ人が残っていたのか!」
「...!」
こいつは…ホッケ〜に迷惑かける最低最悪の変態仮面...っ
「悪いんだけど、そこのロッカーに少しの間入ってもいいかな~?」
教室のあるロッカーに指を指す
「どうぞ♪」
「oh..!!ありがとう!恩に着るよ!」
と、ロッカーに隠れた変態仮面
いい機会だ、こいつを絞めてやる…
数分後
「明星!」
「…!ホッケ〜!どうしたの??」
「お前こそこんな時間に教室なんて珍しいな、部活は?」
「それがさ〜休みになったんだよね〜」
「そうか、だったら早く家帰れ」
「え〜」
「それより変態仮面は見なかったか?」
「...!いいや?見てないよ?また探してんの?」
「そうなんだよ…まぁいい、じゃあな」
「バイバーイ☆」