第4章 変化
「北斗先輩!!」
「友也、どうした」
「また変態仮面がいなくなったんです〜!」
「またか...懲りないな...」
俺のホッケ〜と当たり前のように喋っているこいつはホッケ〜の部活の後輩、真白友也。こいつはホッケ〜を見かける度話しかけるし、何かあればホッケ〜のとこ来るし、今のとここいつが1番ムカつく奴だ。
「じゃあ行くぞ」
と、変態仮面こと日々樹渉を探そうと教室を出ようとするホッケ〜
「ホッケ〜」
「…!なんだ、明星、今忙しいんだが」
「この子借りていい?ホッケ〜とよく話すから話してみたくなっちゃった!」
「あ?別に構わないが……、友也、悪いけどこいつの相手してやってくれないか?」
「え、あ、俺でよければ!」
「ありがとう、それじゃあ探してくる」
そう言って教室を出たホッケ〜
「ちょっと、付いてきてくれるかな?」
「...!あ、はい...」
なんだろう...笑ってるけど目が笑ってない感じが...気のせい?
友也はスバルの後ろを付いていった。
ついた場所は人気のない所だった。
「あ、あなたは北斗先輩とよくいる人ですよね!」
「……」
「北斗先輩見かける度、あなたの事よく見ます!」
「……」
あれ...反応がない...聞こえてないのかな?でもここ静かだしそんなはずはないか...
「あのさ」
「...!」
困っているとスバルはやっと口を開いた。
「友也君...だっけ?」
「あ、はい!」
「友也君さ、ホッケ〜のなんなの?」
「...!え...」
「何かある度、北斗先輩北斗先輩北斗先輩ってさ...」
「あ、の...」
「ホッケ〜は俺のなんだよね」
あ、...そういや先輩方付き合ってた...
「なんで俺からホッケ〜を奪おうとするの?ホッケ〜が好きなの?」
「あ、いや、先輩としてはとても憧れるし尊敬して、頼れる先輩で、大好きです、けど...恋愛感情なんてそんなのないですよ!」
「当たり前だろ?あったら殺すよ」
「...!」
冗談っぽく言ってるつもりだろうけどあれは本気だ...目を見れば分かる...
「あんまり俺のホッケ〜に近づかないでよ」
「...!」
いや、けど部活もあるし不可能...
「わかった?」
「...!」
どうしよう...なんて言えば...
「返事!!」
スバルは強めの口調でい