第7章 愛があればいいのさ
「スマン…」
セックスが終わったあと、伊豆くんはすぐ人間の姿になって私に頭を下げた。
我慢できずに中出ししたことを謝っているらしい。
「まあ、パンダの精子で妊娠ってことはないと思うけど…。どうなんだろう。伊豆くん、人の時とパンダの時で精子違うの?」
「う〜ん、どうなんだろうなあ。とりあえず出しておくか」
伊豆くんは私の足を開き、中に指を入れて己の精液をかき出した。
「ひあっ…くすぐったい…!」
「お、ヒクヒクしてる。…うわ、すごい量出てくるな」
「だ、出したの自分のくせにぃ…」
「桃浜のおまんこ、トロトロだ…。すっごいエロいな、この光景」
そう言うと伊豆くんは顔を上げ、上目遣いに私を見てきた。
「なあ、またいつか、パンダの姿でセックスしていいか?桃浜さえ、よければ…だが」
「え〜?」
私は口を尖らせ、どうしようかな〜と悩むフリをしてやった。
伊豆くんの、ねだるような顔つきが面白くて。