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ただのパンダのお引っ越し

第7章 愛があればいいのさ



いつの間にか映画は終わっていた。
液晶テレビは何もない画面を映し出し、手持ち無沙汰そうだ。

その画面の前で、私は床に突っ伏してゼエゼエと息を上げていた。
何度イっても伊豆くんは私を舐めるのをやめてくれないんだもの。
流れ出た愛液でカーペットには大きな染みができていた。ねえこれどうしてくれるの。

その時、ようやく伊豆くんがおしりから顔を離し、私の腰をグイと持ち上げた。


もしかして、ついに…。


ぐぐ、と固いものが当たる感触がした。
と思うと、それは一気に私の最奥まで突き抜けてきた。

「ひぅああああああッ!!!」

すでに濡れきってるって言ったって、いきなりそんなに深く挿れるなんてひどい…。
なんて考えるヒマもなく、伊豆くんはピストンを開始した。

「あっ、あ、伊豆く、うあ…こんな、ち、違…いつもと…ひがぅ…!」

伊豆くんのおちんちんは、人間の姿のときとパンダのときとでは形が全く違った。
ちゃんと見てないからわからないけど、変な方向に曲がっている気がする。
違う形状のものを突然ねじ込まれた私の体はすっかり混乱してしまった。

擦られたことのない場所をこじ開けられて、知らなかった快感の扉が開く。
人間の伊豆くんのセックスだったら、どこをどうされたらどう感じるか、次にどうされるかがわかるのに。

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