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ただのパンダのお引っ越し

第5章 エプロンは浮気の合図



それからTVの料理番組を積極的に見るようになった伊豆くんは、あれが作りたいこれが試したいと言うようになったので、私は彼に言われた材料を買って帰るようになった。
元々非常に賢い彼は、たまに失敗しながらも料理の腕をグングン上げていった。
そして「桃浜に甘えてばかりじゃダメだろう」と、掃除や洗濯などの家事もやるようになった。

私がパンダエプロンをジッと見ると「浮気するな」と拗ねるのは相変わらずだった。こいつは私がイラストのパンダに欲情するほど人間捨ててると本気で思っているのだろうか。バカ?

とにかく、そのうち買い物の仕方も教えてやった方がいいかもしれない。
そんなことを考えながら、ペット兼、セフレ兼、専業主夫のパンダ男との生活は今日も続くのであった。


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