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ただのパンダのお引っ越し

第3章 ペットとセックスできますか



「うっ、うっうぅ…!ああぁああ…伊豆くん…ま、だぁ…」

いったい何時間経ったろうか。
伊豆くんはまだ私の体を離してくれなかった。
私は何回絶頂を迎えたか、数えるのをやめてしまったのでわからない。
こんなに長いセックスは初めてだった。伊豆くんの精力が並外れているのか、彼が普通の人間ではないからなのか、理由はわからない。

酸欠で頭がボーッとするけど、伊豆くんが私を貫く感覚だけはしっかり伝わってくる。

「ハァ、ハァ…桃浜、気持ちいいか?」
「あ…きもひ…いい…きもひぃ…」

必死でそれだけを繰り返す。
伊豆くんは私に「気持ちいいか?」と聞くのが好きだった。私が「気持ちいい」と答えると、伊豆くんはまた嬉しそうに、いっそう強く私を突き上げるのだ。その度に快感が私の脳みそを満たす。他のことは何も考えられなかった。

「ああ〜〜っ…ひぬ…ひんじゃう…!」
「んっ…オレ、ああ…!もう…」

伊豆くんの動きが激しさを増した。ついに彼も限界が近くなったらしい。

「ああ…そん、な…あぁ〜〜〜んっ!いい〜〜〜っ!」

私は伊豆くんの背中を強く抱きしめた。
伊豆くんは私に強く腰をおしつけ、1番奥までねじ込もうをしているみたいだった。
多分、種付けの本能みたいなものなのだろう。

「んっ…ぐ、う…ああっ…!」

伊豆くんのものが私の中でドクンと脈打った。
彼の体がブルブルと震えていて、射精しているんだとわかる。ゴムがあっても何となく感じられるほど、それは力強く、長かった。


この日から伊豆くんは、私の可愛いペットのパンダであり、セックスフレンド(?)でもある。そういう男になったのである。

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