第3章 オールフォーワン
あ、やっぱり
予想通りだった。私の個性はかなりレアらしい
ヒーローもヴィランも学者も欲しがる。
私の個性じゃないのにね
零『お断りします』
個性のこともだけどこいつらと関わるのは面倒になりそうだ、というか既にめんどくさい。
オ「そうか。ならば無理矢理にでもと思ったがおそらく今の君からは私の個性は効かない。だからヴィラン連合に入ってほしい、僕の駒として」
零『断ると言った。帰る、黒霧』
黒霧の方を見れば、黒霧があたふたしている。何かおかしい
オ「どこにだ、あの家はもうないぞ」笑った声
零『は?黒霧どういう事』
黒霧「私が家を異空間にワープさせました。もうあの家はございません」
そんなことも出来るのかよ!
零『くそっ』
やられた、そうだ話すだけならパソコンとか電話とか別の手段がある。なのに会いたいということは何か裏があると考えるべきだった。
オ「さぁ、どうする」
勝ち誇った声、始めっから計画済ってことか。
零『入ればいいんでしょ、入れば』
ミスったな、隙を見て逃げるしかないな。
オ「交渉成立だ、黒霧連れて行け」
黒霧の霧が私を覆った
オ「やっと手に入れた……零」