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【進撃の巨人】愛を込めて花束を(R18)

第20章 ※アイツと私の特別な休日






午後からは何も予定のない兵団の休日。



任務がある日に比べて、緩やかに感じる空気の中で、私は狭い部屋の掃除と兵団服の洗濯などに取り掛かった。



「ま、こんなもんかな。」



やるべき事をあらかた片付け終えて、一息つく。

昼過ぎまでダラダラと過ごしていたせいか、時間はもう夕暮れが近い。



夕飯どうしよう……。

食堂で食べる気分でもないし、と思ったところで、さっきのモブリットさんの言葉を思い出した。

一人で街に出るのは嫌だけど、そうも言っていられない。

よし、自分の分も含めて買い出しにでも行くか。



脳内会議を終えると、外出用のラフな服装に着替えた。

とは言っても、シャツとロングスカートに、大き目のストールを羽織って。

街とは言っても、兵舎を出たらすぐそこなんだから、こんなもんでしょ。



机に閉まっていた財布を抜き出して、スカートのポケットに入れる。



最後に歩きやすい靴を履いて、部屋を出た。



兵舎の食堂にはすでに何人か見かけたが、それを気にすることなく、久しぶりの一人での街へ向かう。




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