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【ヒロアカ】UAシンドローム【轟焦凍R18】

第9章 【桜色】カレカノ依存症


~Side轟~


一つキスを落とし目を見て告げる。


「なりたい自分に、なって良いんだろ?」


出て来た言葉は貰ったばかりのモンだ。

自分自身が一番楽になった言葉だったから…
たぶんそれだけの理由。

ぴくりと上げた瞼を固め
外から差し込むの光を受け星を宿したような丸い瞳は
一呼吸置いた後、その目尻から一筋の涙をこぼす。


「うん…ありがとう。」


安心したように細められた瞳。

消え入りそうな声とは裏腹に
首に回された腕には力が籠っていく。

今はただハイリが愛おしい。

抱きしめ返すほど
己の意志とは裏腹に熱は高まっていく。


結局俺は、俺の為に行動してんだ。


「わりぃ…お前可愛すぎる…。」


唇で涙の筋をなぞり首に顔を埋める。
「もう一回」と囁いた言葉に
「うん…」と小さな返事が返ってきた。

今夜はもうハイリを離してやれそうにねぇ。

本当は労わってやるべきだってのに
俺は本当にエゴの塊だ…。




きっとこれが
当たり前の日常になっていくんだろう。


こんな毎日がこれから続くんだ。

こんな毎日が。





ってことはつまり
今夜どころか、一生こいつを離してやれねぇ…ってことだ。


(俺も大概重症だ…)


甘い吐息を聞きながら、そんな自分を小さく笑った。





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