第2章 勘違いと勘違い【及川徹】
岩泉side
後日
まだうっすら目が赤い詩乃と
及川が喋っていて
俺を見てパタパタと駆け寄ってくる詩乃
詩乃を追いかけて俺のところへきた及川
岩「ちゃんと気付いて取り戻せたかよ」
及川は真剣な顔で頷いて、笑顔になり
及「岩ちゃんありがと!だいす、ふべっ」
及川なんかに大好きなんて言われても気持ち悪いからな
昨日の件もかねて一発殴っておいた
詩乃がぴょんぴょんとびはねながら
『岩ちゃんだめ!』
詩乃の頭に手をおいてぐりぐり押さえつける
『ち~ぢ~む!』
及川が俺の手をよけて
詩乃を抱き寄せ頭を撫でている
よかったな...
たまには及川にも優しくしてやるか
岩泉side end